実印を作成するときに役立つ8つのポイント
「実印を作りたいけど、どれぐらいのサイズがいいんだろう?」
「どれぐらいの値段の実印をみんな買っているのだろう?」
実印はめったに使うものではないので、いざ作ろうとすると、どうしたらいいのかわからないことがたくさんありますよね。
そんな方のために、実印を作成するときに役立つ8つのポイントについて解説します。
目次
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実印を作成するタイミングはどんなとき?
実印を作るタイミングは、人生の節目節目で贈られたり、自分で購入することが多いです。
大切な実印だからこそ、贈って相手が喜ぶもの、自分が納得するものを選びたいものです。
- 成人するとき
- 就職するとき
- 結婚するとき
- 引っ越しをしたとき
- 車を購入するとき
- 家・マンションを購入するとき
- 遺産を相続するとき
実印にふさわしいサイズは?
実印に向いている印鑑の直径サイズは、13.5mm~18.0mmです。
実印はフルネームで彫刻することが多く、自然と大きな直径の印鑑で実印を作ることになります。
また、実印は不動産や車の売買などの大きな取引で使用することが多いため、一般的に堂々とした印象を与える大きな直径のものが好まれます。
男性・女性 それぞれに人気のサイズ
性別による一般的な実印のサイズは、
男性:15.0mm、16.5mm
女性:13.5mm、15.0mm
もっと実印のサイズについて詳しく知りたい人はこちら
→ 実印のサイズ徹底解説【実寸サイズ表付】
実印を作成する値段はいくら?
実印は5,000円~20,000円ぐらいの価格帯のものがよく買われています。
実印は、認印や銀行印と異なり、車や不動産の購入、遺産相続など、ライフステージに深く関わるものです。
大切な場面で押印して恥ずかしくない、しっかりとした見た目とサイズのものが好まれる傾向があります。
実印の値段はサイズ×素材
印鑑の直径サイズが大きくなるほど値段は上がります。
また、実印の素材によっても値段は変わります。
実印の素材による値段の違い
※2017年3月時点の価格
実印の素材にはどのようなものがあり、相場ではどれくらいするのかをネット通販店を中心にまとめました。
価格は13.5mmサイズの実印を基準にしています。
今は良質な印鑑が格安で買える時代
昔は印鑑を買うところと言えば、町中のはんこ屋さんしかありませんでした。
その当時は、はんこ屋さん自体の数も少なく、インターネットもなかったので価格を比較することは不可能でした。
また、早く大量に印鑑を彫刻する機械も高く、普及していなかったため、印鑑は手彫りで高いものでした。
それに加え、「印鑑は高いもの」という常識があったので、はんこ屋さんは利益をたくさん乗せて、高い値段で印鑑を販売することができたのです。
今は印鑑彫刻機が安価で普及し、インターネット環境も整い、印鑑のネットショップを始めやすくなりました。
その結果、数えられないぐらい多くの印鑑のネットショップが存在しています。
ネットショップは、比較が簡単にできるので、激しい価格とサービス競争が起こっています。
その結果、印鑑は安く、早く、気軽に買うことのできる商品に変わりました。
印鑑を販売するお店は大変ですが、私たち消費者にはとても良い時代になったのです。
実印を安く作りたいとき
100円ショップや町中のはんこ屋さんの店頭にあるハンコ(いわゆる三文判)でも印鑑登録をしようと思えばできます。
しかし、同じ印影が大量生産されたものを登録すれば、何かのきっかけで自分の実印が簡単に複製されてしまう危険があります。
安全性の面から、そのような印鑑を実印にすることは望ましくありません。
また、大量生産の印鑑の素材は、プラスチック製や合成樹脂製のものがほとんどで、耐久性もよくありません。
それに加え、市役所によっては、大量生産の三文判で印鑑登録することを拒否することもあります。
安くても、カスタムメイドで彫刻した柘植や黒水牛の実印を購入するべきでしょう。
ネットで安売りされている実印はどうなの?
ネットショップでは在庫処分やお客さん集めのために激安商品を売り出すこともあります。
これでお店の利益が出るのだろうか?というような値段のものもあります。
そこで作った実印はどうだったのか?
管理人が試しに激安実印を購入してレビューしています。
→ 999円激安実印(黒水牛)購入レポート
実印の作成にかかる時間
今は、ネットショップ間のサービス競争で、ネットショップでも実印なら1~3日もあれば質の高い印鑑を早く手に入れることができるようになりました。
町中のはんこ屋さんでも、お店によりますが、1~3日中に受け取ることができるでしょう。
即日で実印を作りたいとき
どうしてもその日に実印が必要なら、町中のはんこ屋さんに行ったほうがよいでしょう。
その場合でも、即日で作成することができるのか、しっかり確認することが大切です。
即日出荷対応のネットショップ
ほとんどの印鑑ネットショップは注文を受けて即日で実印を出荷し、早ければ次の日に届ける「即日出荷」サービスを導入しています。
ネットショップによって即日対応ができる時間の期限が異なります。
だいたい、12時~16時までに注文すると即日出荷してもらえるようです。
実印を手彫りで作りたいとき
今は、町中のはんこ屋さんでも、ネットショップでも、印鑑は機械で彫刻しています。
彫刻する文字をパソコンでデザインし、それを機械が彫刻し、最後の仕上げを人間が行っています。
だからこそ、印鑑を安く、早く提供することができているのです。
せっかく実印を作るなら、手彫りのものがいい!という人は、完全手彫りを売りにしている町中のはんこ屋さんか、完全手彫りの実印を販売しているネットショップで注文するとよいでしょう。
手彫り実印は職人さんの熟練した技術と時間が必要になるので、価格は高くなります。
また、手彫り実印は、職人さんの技術のレベルによって値段が異なります。
高価な買い物になるので、その職人さんが過去に彫刻した印鑑を実際に見せてもらい、文字や彫刻のクオリティをしっかり確認することをおすすめします。
実印の書体はどれを選べばいいのか?
基本的に印章店やネットショップで選べる書体は、印鑑の歴史や文字の読みやすさなどを考慮して提案されています。
自分の好みで好きな書体を選んでも大丈夫です。
それでも迷ってしまうという方に人気の書体を紹介します。
人気1位
吉相体(きっそうたい)・印相体(いんそうたい)
篆書体をベースにしたデザイン性の強い書体です。
ショップによって印相体(いんそうたい)と呼ばれることがあります。
パッと見では読みにくいですが、それが逆にその人しか持ち得ない印鑑という役割を果たすので、実印に向いている書体です。
人気2位
篆書体(てんしょたい)
お札に捺されている印鑑の書体です。
シンプルですっきりとしたラインの文字で、吉相体よりは読みやすい書体です。
偽造されにくいので、実印に向いています。
人気3位
古印体(こいんたい)
古印体は、印鑑によく使われ、私たちにもなじみのある書体です。
文字の端の墨溜りや欠け途切れが雅な印象を与えます。
何が彫刻されているのかわからない実印はイヤだ!という方にオススメの書体です。