印鑑証明に必要なカード
2017/03/26
印鑑証明の発行に必要なカードは、正式には「印鑑登録証」といいます。
カードタイプの印鑑登録証は「印鑑登録カード」と呼ばれることもあります。
「印鑑登録証」は印鑑登録をすると市役所(区役所)窓口で渡されます。
この印鑑登録証は印鑑証明を取るときに必要になる大切なものです。
たとえ実印や運転免許証などがあっても印鑑登録証がなければ印鑑証明を取ることがきません。
保管には十分に気をつけましょう。
→ 印鑑登録証(カード)を紛失してしまったとき
→ 印鑑登録証(カード)を再発行するには
目次
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印鑑登録証の内容
印鑑登録証には何が記載されているのでしょうか?
どのタイプの印鑑登録証にも必ず①の登録番号が印字されています。
また、どの市区町村で登録された印鑑登録証かが分かるように②市や区、もしくは市長・区長などの文字が印字されています。
印鑑登録証に書かれているのは登録番号のみで、印鑑登録した人の名前や住所などの個人情報は記載されません。
したがって、印鑑登録証を拾われただけでは誰のものか分からず、簡単に犯罪には利用されないようになっています。
色々なタイプの印鑑登録証
印鑑登録証はそれぞれの市や区によって形やデザインが異なります。
印鑑登録証のタイプは大きく分けて「手帳タイプ」「カードタイプ」「市民カード」の3つになります。
カードタイプの印鑑登録証
最近では印鑑登録証に丈夫なプラスチックタイプのカードが多く採用されています。
磁気カードタイプの暗証番号(4桁)を登録した印鑑登録カードは市役所(区役所)窓口や自動交付機で印鑑証明を取ることができます。
暗証番号を設定していない印鑑登録カードは市役所(区役所)窓口でのみ印鑑証明を発行することができます。
手帳タイプの印鑑登録証
最近はカードタイプの印鑑登録証が多くなり、あまり見かけくなった手帳タイプの印鑑登録証です。
手帳タイプの印鑑登録証では自動交付機で印鑑証明を発行することができず、市役所(区役所)窓口でのみ発行することができます。
市民カードと一体になった印鑑登録証
市民カード・区民カード・町民カードは、窓口や自動交付機で印鑑証明や住民票の写しなどを取ることのできる印鑑登録証も兼ねたカードです。
暗証番号(4桁)が設定されていないカードは自動交付機では使用することができません。
また、印鑑登録した本人のみがカードに暗証番号を設定することができます。
印鑑登録カードの暗証番号を忘れてしまったとき
印鑑登録カードの暗証番号を忘れてしまったときや暗証番号を3回連続で間違えてロックがかかってしまったときは、本人が印鑑登録をした市役所(区役所)に出向き改めて暗証番号の設定をし直す必要があります。
手続きの際には必ず市民カード・区民カード・町民カードを持参しましょう。
写真付身分証明書を持っている場合
官公署発行の写真付身分証明書(運転免許証、パスポート、住基カード等)を持っている場合は即日で暗証番号を設定し直すことができます。
写真付身分証明書を持っていない場合
官公署発行の写真付身分証明書を持っていないときは健康保険証や年金手帳などを持参します。
健康保険証や年金手帳などでは確実な本人確認ができないので、即日で暗証番号を設定し直すことはできません。
申請の受付後に市役所(区役所)から照会書兼回答書が郵送されます。
本人が必要事項の記入と押印をした回答書・カード・本人確認資料を市役所(区役所)窓口に持参すると、その時に暗証番号を設定することができます。